代表挨拶

チャンドラ・スクール・オブ・ヨーガ代表の古市佳也です。

はじめに

 社会の進歩に伴って現代社会は非常に複雑になり、そのため多くの人がストレス過多による様々な身体的、精神的な不調を訴えています。しかし、昔からヨーガの行者たちはヒマラヤ山中やインドのジャングルの過酷な自然条件の中で生きてきました。

伝統的ヨーガの世界

 1999 年、始めてヒマラヤ山中で行われた日本ヨーガ・ニケタンの集中修行会に参加したとき、標高 4,200mにある月の湖(Candra Tal)の行場は自分の想像をはるかに超えた世界でした。空気は非常に薄く、8 月の真夏にもかかわらず日の出前、気温はわずか 1~2°Cしかなく寒さに震えていました。それが昼過ぎになると 50°Cを越えていました。また、紫外線がきつく、空気はカラカラに乾燥していました。ところが、夕方になるとあっという間に気温が下がり強風が吹き、夜中にテントが吹き飛ばされないかと不安で何度も目を覚ましていました。また、高山病のため酷い頭痛と吐き下しで、体が食べ物を受けつけず、真夜中もトイレテントを往復していました。その時、澄み切った満天の星空が、何でこんなにも美しいのかと恨めしく思いました。

 この時、ドクターストップがかかり、自力で歩行も困難なため馬に乗せられ馬子さんに引かれて山を降りました。途中、何度も馬からずり落ちそうになり、その都度、馬子さんに押し上げてもらいながら夜のヒマラヤを寒さに震えながらジープが入れる街道まで降ろされました。

 ヨーガ行者は、こうした酷いストレス状態の中で心の状態を上手にコントロールして生きてきました。こうした生き方の智慧がストレス過多社会の中で生きる私たちの肉体的次元はもとより、精神的、社会的、スピリッチュアル的な次元までもの健康状態を促進することができます。

ヨーガ療法

 2000 年 4 月にチャンドラ・スクール・オブ・ヨーガを設立以来、ヨーガ療法士としてカラダとココロの健康のために活動を行ってきました。2010 年 4 月、一人ひとりの心身状態に合わせた指導ができるようにスタジオ・チャンドラ(西宮ヨーガ療法研究センター)を開設しました。

 インドの諺に、『心が変われば、態度が変わる。態度が変われば、行動が変わる。行動が変われば、習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば、運命が変わる』という言葉があります。このようにインドでは昔から、私たちの心の在り方が人生全体を変容させることがよく理解されていました。ヨーガの実習は、このような心の働かせ方を健やかにさせて、ホリスティックな健康状態を促進させることができます。

 古ウパニシャッド聖典の1つタイッティリーヤ・ウパニシャッド聖典では、私たち人間を肉体や心であると捉えるのではなく、食物鞘、生気鞘、意思鞘、理智鞘、歓喜鞘という5つの鞘からなる存在であると説かれています。ヨーガではこうした人間観に基づいてそれぞれの鞘に働きかけ、各鞘での不調和を整えることにより真の健康を実現することができると考えています。

 私たちは、こうしたウパニシャッド聖典中に説かれている人間観と伝統的なヨーガが教える健康論に基づいて、私たちの心と身体の健康状態を実現させていきます。

 そのため、こうした伝統的なヨーガを誰もが実習することが出来るように、エビデンスに基づいたヨーガ療法の体操や呼吸法、リラクゼーション、瞑想の指導を行っています。また、有害事象については、随時、日本ヨーガ療法学会から情報を入れて安全に配慮しています。

 ここでは、他人と比べることなく、体の硬さや年齢に関係なく、初心者の方でも安心して
受けていただけます。

皆様のご参加をお待ちしております。

古市佳也

<プロフィール>

  • 1998年木村慧心師に師事。ラージャ・ヨーガを学ぶ
  • 1999年ヨーガ・ニケタン(マナリ)にて聖名拝受。チャンドラ・デーヴァ(CHANDRA
  • DEV)
  • 2000年ヴィヴェーカナンダ・ヨーガ研究財団ヨーガ・インストラクター養成コース
  • 修了
  • 2003年ヴィヴェーカナンダ・ヨーガ研究財団ヨーガ・セラピスト養成コース修了
  • 2010年ヨーガセラピー専門スタジオ「ヨーガスタジオ・チャンドラ(西宮ヨーガ療法
  • 研究センター)」開設
  • 日本ヨーガ療法学会・常任理事
  • 日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士
  • 日本統合医療学会認定療法士(ヨーガ)、
  • NPO法人日本ヨーガ療法士協会兵庫 幹事長
  • インド政府QCIヨーガ指導者任意認証試験レベル2取得

所属学会

  • 日本ヨーガ療法学会
  • 日本統合医療学会
  • 日本心身医学会
  • 日本アーユルヴェーダ学会・評議員